「イタリア生活文化交流」
の体験

                ON2 歴  吉川 文紀

     <はじめに>
       イタリア生活文化交流とは、ONCC「音楽を楽しむ」科の松本城洲夫先生が、1991年
      にイタリアを巡る旅の途中、ミラノで音楽家を目指すイタリア人兄弟と出会い、交流のきっ
      かけが生まれる。その後、彼らの実家があるラツィオ州リエティ県の町ポッジョ・ミルテート
      に毎年訪れるようになり、彼らの父親とも親しくなり、日本の文化や歴史に強い関心を持ち、
      又、松本先生に帯同してイタリアを訪れた数人の日本の若い女性演奏者と彼らの出会いから、
      「友情のサビーナオーケストラ」を含む多角的な生活文化交流が生まれた。(2004年1
      0月)
       私は、今回初めてサビーナオーケストラの演奏者とその教え子、ジャズピアニスト、サッ
      クス奏者、ヴァイオリニスト、ヴァイオリン製作者、ONCC 受講生6名、他一行総勢44名
      でイタリア中部のサビーナ(古名;サビニ)地方と呼ばれる有史以前から人が住んでいて、
      エトルリア文明の遺跡や古代ローマ文明の遺跡などの古い歴史が数多く残るエリアへ旅立つ。

     <旅の内容>
      ・2018年1月6日、関西空港からフィンランド航空で出国、ヘルシンキを経由してロー
       マへ(日本との時差は8時間)
      ・1月6日夜9時過ぎ リエティのホテル到着。シングルルーム宿泊組は少し離れたホテルへ
       と二手に分かれ、クリスマスのイルミネーションがまだ残る静かな街で9連泊
      ・1月8日 チーズ農家見学。料理教室が開かれ2種類のパスタ作りを学び、郷土料理をふく
       め色々な料理をしていただいて夕食
      ・1月10日の夜 ホテル近くの劇場でバレエ鑑賞。演目が少し前衛的で、、、
      ・1月13日 チッタドゥカーレの街で食文化交流
       -日本側は豚汁を用意。イタリアでは調達できない食材(味噌、牛蒡、油揚げ、大根、里
        芋)はこっそりと持ち込み、女性有志が料理
       -イタリア男性たちは、パスタ料理やケーキなどを用意されたが、キッチンが狭かったの
        で、交互に使用することで交流もより一層深まる
       -別の場所では、折り紙、毛筆でのサインなどを紹介しての交流が行われる
       -午後7時、急拵えの会場で70人が集って賑やかに食事会
       -午後9時よりコンサート。アンサンブル・サビーナ、ジャズピアノに続き、スウィング
        マサのサックスの演奏に合わせて、3日前にできたコーラスグループがイタリア語で”海に
        来たれ”を歌い、喝さいを浴びる。ヴィニーチョ・アレグリーニのトランペット、現地の人
        たちの演奏が日付が変わるころ近くまで続いた
      ・毎朝、7時に朝食をとり、9時にバス停に集合。連日、2-4時間バスに揺られ、14世
       紀の古い町並みがそのまま残る地方都市の博物館、美術館、寺院などを見学
       全日程で記録した万歩計の総歩数は10万歩を超える強行軍であった

     <おわりに>
        全行程での昼食、夕食は毎回2時間かけて、食べきれないほどの料理、飲みきれないイタ
       リアワインを前に、世代を越えた仲間たちと歓談しながら食事を楽しみ、イタリア語が堪能
       な方々のおかげで言葉の壁も感じることなく、さまざまな催しに参加し、有意義に過ごした
       今回の旅はいつまでも心に残るものだった。
        スマホという文明の利器のおかげで、日本の家族と毎日ラインで連絡が取れたので、安心
       し余裕をもって旅を楽しむことができた。
                                              以上 

          (お断り)写真は集合写真以外はスマホで思いつくまま撮ったもので、場所が定かでない
            ものや順番が違うかも知れませんことをお断りしておきます。



支倉常長像;支倉常長は藩主伊達政宗の命を受け、
「慶長遣欧使節団」を率いて1615年にチヴィタヴェッキア
に入港し、ローマで教皇パウロ5世に謁見



クリスマスのイルミネーションが残るリエティの街

リエティの街を流れるヴェィノ川

リエティのレストラン

ボーマルツォの怪物庭園

テッラチーナの街を見下ろす「アンクルスのユーピテル神殿」
のアーチ

チッタドゥカーレという小都市にあるポポロ広場と市民の鐘塔

⇐  チッタドゥカーレという小都市にある
   聖マリア・デル・ポポロ大聖堂
オスティア・アンティーカにて

ホーム